クレーンの運転席から見える建築現場

キャビンから見た建築現場、そこで働く職人達の話

ラフタークレーンの仕事とはなんぞや??

皆さんラフタークレーンが仕事をしているのを間近で見た事はありますか?

そもそもラフタークレーンってご存知ですか?

 

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これは25t吊りの一番オーソドックスなタイプの物です。

 

 

正式には”ラフテレーンクレーン”といいますが、あまり一般的ではありません。

 

現場では、ラフター、レッカー、クレーンっというのが一般的です。

ちなみに私はレッカーっと呼びます。

地域にもよるのでしょうが、関西ではほとんどの方がレッカーと呼びます。

実際に会社名が○○レッカーという名前の所も少なくありません。

レッカーというと故障した車等を引っ張るレッカー車を連想しますが

ラフタークレーンもレッカーと呼ばれます。ややこしいですね

 

一般的に建築現場からクレーンリース会社に依頼があり

指定の機械とオペレーターセットで1日(8:00~17:00)○○円と決まっています。 

私の担当の35t吊りの場合約7万円です。車両価格はおよそ4000万程度です

 

 

さて、そんな”レッカー”主にどんな仕事をするのか簡単に紹介しましょう。

 

まず一番多い仕事は、建築工事に使われる材料等の荷揚げです。

鉄筋、型枠、足場材etc・・・

トラックで持ってきた荷物を荷揚げします。

 

その次に多いのが商業施設等の屋上にある室外機、電気設備等の入れ替えです。

既存の建物の屋上に設置されている室外機等

新しい物に入れ替える為に呼ばれる事が多いです。

 

木造、鉄骨造の建方作業

木造の一般住宅、鉄骨造の建物の骨組みを建てる仕事です。

木造の場合は木造大工鉄骨造の場合は鉄骨鳶と共に作業します。

クレーンで所定の場所に持っていき、それを組み立てていく作業です。

 

 

その他にも様々な仕事がありますが、それはまたおいおいお話します。

クレーンのリース会社によっても仕事の内容が変わりますが

だいたいこんな感じです。