クレーンの運転席から見える建築現場

キャビンから見た建築現場、そこで働く職人達の話

玉掛け者とオペはいわば投手と捕手のような関係

こんにちわ。

みなさん”玉掛け”って言葉ご存知ですか?


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ただワイヤーを掛けるだけ、誰でもできるだろうと思われがちなんですが、そうではありませんよね。
いくらクレーンオペの腕が良くても玉掛が悪いと荷の落下など大きな事故に繋がります。

私は、この資格(技能講習)があまりにも簡単に取れてしまうのが問題だと思います。
だいたい2.3日の講習と最終のテストがあるのですが、テストに落ちた話、聞いた事ありません・・・。

現場で私達クレーンのオペと直接やりとりをするのは、その玉掛け者です。


玉掛け者とオペはいわば投手と捕手のような関係


なぜなのか?

こんな事をいうとこちらの我儘と思われるかもしれませんが、私達も人間です。
そしてその人間が微妙な操作を必要とする重機に乗っている訳です。

玉掛け者がいい加減な事をしたり横柄な態度を取られるとやはりその操作に影響が出ます。
イライラしてる時、車の運転が荒くなったりするのに似ています。


もちろんそんな事ではいけないと思い、気を締めますがそれでもやはり影響は確実にあります。


逆に、段取り良く、しっかりと確実に玉掛けをし、愛想の良い玉掛け者との仕事の時は
こちらも気持ちよく仕事できますよね。
少々の無理(残業、休憩時間短縮)も聞く気になります。


金払ってるんだから黙って言うこと聞いとけって言う方もいます。
確かにその通りだし、理屈もわかりますけど・・、
重機も生きているのだ